電話に出るのにこれ程緊張した事がいまだかつてあっただろうか??
30秒以上放置してもいっこうに鳴り止まない
先週に着メロを【仁義無き戦い】に変えたのはどうやら失敗だったようだ
そのメロディーのせいで緊張感が更に増していった
1分程経過してもまだ鳴り止まず、やけにしつこい
(いったいなんなんだよっ!?)
相手が誰かも解らないのに勝手にブチキレた俺は遂に電話にでてしまった
俺『なんだよっ!!』
相手がとまどっているのが受話器越しに感じ取れた
?『あっ・・ええっと、ぼっ僕・・やすひ、やすひだけど』
一瞬考えてから余計にブチキレた
裏ミクを通じて出会っただけの男が俺の電話番号を知っている事自体あり得ないからだ
俺『だから何だよ!!てかなんで俺の電話番号知ってるんだよ!!』
やすひ『そっそんなに怒る事ないだろ!?竜魔君をこの家まで送ってあげたのは僕なんだよ??』
俺『は!?俺を送ってあげただあ??』
やすひ『そうだよ!あのオフ会の後、君をこの家まで送ってあげたのは僕だよ』
(ちょと待てちょと待て、落ち着け!俺、落ち着け!)
(!?この家ってなんだ??日本語おかしくね??)
俺『混乱していて礼を言ったらいいのかどうかも解らないけど、この家って何だよ??』
やすひ『そう今、僕君の家の前に着いたんだよ』
俺『なっ何しに??』
やすひ『君を迎えに来たに決まってるじゃないか??』
俺『いっいや!俺あんたとどこにも行く気ねーし!!』
やすひ『そっそれは困るよ〜昼までに君を連れて行かないと師匠に絶交されちゃうよ!』
(ふざけるなよ豚野郎!絶交ってなんだよ!?20世紀少年のパクリか??マジふざけんな!!)
(師匠ってオカか??オカなんだな!?)
やすひ『早く用意して行こうよ〜』
(!?)
その刹那、鳥肌が立ち、体中の毛も逆立った
電話の声が俺の真後ろからも聞こえたからだ
すぐさま後ろを振り向くと、家窓の閉じてあるカーテンに越しに人影が見える!

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